進捗雑記

三条陸 HEROWORKS
今これを電子版で読んでます。ブックウォーカーが今コイン50%還元セールをやってるので思い切って買っちゃいました…!
この方の作品はダイの大冒険アニメを見て、あとは大昔に冒険王ビィトの序盤を読んだことしかないんですが、話のテイストが好きなので作品についてくわしいインタビューが載っているこの本もかなり面白いです。
>>733 このインタビューと同じテイストで、もっと突っ込んだ話がありました。

それと、昔のジャンプのカラーページ(大陸地図とかが載ってる)がそのまま掲載されてるのがとてもいい。当時のホビー特集とかたまらない気分になりますね。やっぱりドラクエが元だからか、あの頃の4コママンガ劇場や攻略本となんとなく似たテイストを感じる。手書きの大陸地図がいい…。

今更だけどヒュンケル21歳でポップ15歳って結構年の差があったんだな…!?この年齢差でヒュンケルがあれだけ大真面目にポップをリスペクトしてるとなると、印象がちょっと変わってくるなあ。年齢が遠いから直接口に出してポップを褒めたりしづらかったのかも…?ダイ相手になるとヒュンケルとはほぼダブルスコアの年齢差だから、むしろ接しやすい部分があったのかな。
#MOTHER
>>767 「MOTHER2のひみつ」続きの感想 読み終わりました ※追記
  • ちょっとまってブンブーンって宇宙人なの!!?宇宙人VS宇宙人の物語だったの…?まあ十年後の未来からやってきてる時点でおそらく未来のどせいさんの技術を使っていることはほぼ確定でしょうが…
  • 92年の時点でMOTHER3の構想やらポーキーの行く末が決まってたんですか!?豚王ってそういうことか。
  • ED後のアップルキッドがとんでもないことになってる!まあデキる男だからこれくらいの栄誉はあっていいと思います。
  • 漫プってなんだ?と思ったら漫符(💦とか)のことらしいですね。そういう名称があったのか…
  • [SFC]MOTHER2 全写真RTA 1:37:14(解説音声付) 1/5 RTAの階段バグの説明で出てくるマップ全体像がp178で解説されてる!!位置も合致してますね。これを解析で出したRTA勢もすごいな…
  • インタビューも読みました。舵取り役のいない開発現場の話が怖すぎるよ…!!四時間くらい沈黙して終わった打ち合わせなんて想像したくもない…。岩田さんとか桜井さん(MOTHERには関係ないけど)のすごさがよく分かるエピソードだ。桜井さんの「最初から完成像をクリアに思い浮かべられる能力」ってとんでもない特殊技能ですね…それさえあればこういう停滞は存在しないはずだから…。
  • 背景色によってキャラの色が変わってたの…!?言われてみたらそうかもだけど細かい仕様だ…
  • 説明書のフィギュア写真も載ってる!ネスよりポーラのほうが背が高いのか…!ここに来て設定資料集の様相を呈してきた。面白い!
  • ドット絵を手書きしてるのすごい…管理大変だったんだろうなあ
  • ボツセリフも当たり前だけどMOTHERテイストに溢れていていいな!
  • グッズ紹介でサントラとか小説も紹介してあげたらいいのに…!!
畳む

いい本でしたね…ゲームのスタッフロールに対してかなり思い入れが湧いてきた。岩田さんの存在が偉大すぎるし、だからこそMOTHER3の開発中止座談会 のやばさがわかります。あのメンバーが揃っていてもどうにもならなかったってことですからね…
#ブクログ感想
V3(万城目学・森見登美彦・上田誠)
ブクログはオリジナルアイテムも登録できるらしいので初めてその機能を使ってみました。

収録作の元ネタはボヘミアの醜聞、赤毛連盟はわかったけど最後の一編だけ分からなかった…。赤毛連盟→禿頭倶楽部(明治期の日本読者に伝わりやすいように翻案したらしい)の発想自体が面白くてずるいと思う。
出てくる舞台が麺麭屋街(ベーカリー→ベイカー街)+奈良・大阪・京都(それぞれの作者の出身地)なのが妙にマッチしていて雰囲気が良かった。メインプロットはホームズものの時点で面白いの確定してるし。もしかしてレストレード警部→佐々木巡査なのか…?
この企画を思いついて実行できるだけで勝ち確だろうという感じで、内容も期待どおりのクオリティでした。

ちなみに印刷所は同人誌系ではなく普通に流通している本を扱うような印刷所だったようです。用紙の種類は私にはわかりません…!A5で一段組という、同人誌ではまず見られない豪華な仕様で、文字サイズも一般的な同人誌より少し大きめでした。でも読みやすかったなあ。カバーなし、遊び紙なしだけど挿絵がたっぷりはいっててよかった。

それと直木賞受賞おめでとうございました(もう一年くらい前の話だけど)
万城目学氏、直木賞を受賞する ←森見登美彦のブログが面白かったのでリンク貼っておきます。V3のあとがきでもこの時の話が言及されていてほっこりしました。
>>745 V3(万城目学主催の同人誌)、届いて2日で読んじゃいました。またブクログに感想を書いておきます。

間接的な感想ですが、私はホームズ(原作の翻訳)はバスカヴィル家の犬と短編集一冊しか読んだことがない割に、パロディやら何やらでなんだかんだ元ネタを知ってるな…と思いました。
確かNHKの人形劇(主役二人が学生をやってる奴)、犬のアニメ、映画(2009年のシリーズ2つ)は見ました。こうして思うと、現代日本に生きているとどこかで翻案のホームズにぶち当たる確率が高いですね。基本フォーマットが面白いからどう料理してもおいしいんだなあ。V3もなかなか味わい深かったです!
#MOTHER
>>762 「MOTHER2のひみつ。」を70ページくらいまで読みました。物語のアイデアたっぷりで楽しいー!!こういうメモ読むの興奮する。
でも…やっぱりこんな明らかに発散していく方向性のアイデアは、岩田さんみたいな人がいないとまとまらないよね!この状況が例の名言(今の状態で手直ししたら二年かかるけど、一から作り直したら半年でできます)につながるんですね…と思いつつ、おもむろに「岩田さん」 を読み返しはじめ、ひみつのたからばこも心の中の再読リストに入れてしまいました。関連書籍がいっぱい家にあって幸せだ。

ラスボスに関する重要ネタバレ(p32)
ギーグが地球侵略してネス(サイキック)たちと戦ってた理由って「宇宙の美しい滅び」のためだったの!?いや、本のまえがきにあったとおりゲームで語られていることがすべてだとは思うけど…。このページを読んで地底大陸やサイキックが出てきた意味がやっとわかりました。美しい滅びVS醜い延命、このテーマかなり好きだな…畳む

それとめちゃくちゃどうでもいい話なんですが、糸井さんの手書き文字がやたらとかわいいですね…?もともとはコピーライターだから読みやすい文字を書かれるんだろうか…?
#ブクログ感想
日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集11 1日1話で読む6つの数奇な物語 (双葉文庫)
最初の話を読んで、まるでプリクラが最近流行したように描かれていて「え?」と思ったら、全部20〜30年くらい前に書かれた話ばかりでした。個人情報の扱いなんかが今と全然違って新鮮でした。基本的にそこまで違和感はないけど、たまにそういうおかしな描写が出てきてびっくりします。
「1日1話で読む」がコンセプトなら、できれば同じくらいの長さの短編を集めてほしかったかな…最後の短編だけ2日かかってしまった。いやかなり面白かったけど…!志水辰夫さん、他には「負けくらべ」 しか読んだことないけど昔から描写力があったんだな…。
#MOTHER
MOTHER2のひみつ。
届いたので読み始めました。展示会の方は夏にサテライト版に行ってます↓
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以下、本の最初の方のネタバレあり
  • 「ひみつのたからばこ」の写真も載ってるー!この本とはまた別方向にいい本ですよね…。何らかのゲームでああいうタイプの同人誌を作りたいなあ、とずっと思ってます。
  • 初期構想はスペースオペラだったの…!?なんか知らない情報だらけで目が点になりました。いやこれすごい資料だな…本にしてくれてありがとう…
畳む

これはかなり楽しい本だ。じっくり読もう…!
そういえば私はブンブーンの正体についてトンデモ仮説を立ててるんだけど、この本に何かしら正体のヒントはあるんだろうか…?
今日から旅行なんですが、新幹線で備え付けの情報誌を読んでいたら、前から知っていた作家さん(結構有名)が故郷の出身だと判明してめちゃくちゃ驚きました。そ、そうだったんだ…!前読もうとして挫折しちゃったんだけどこれは読むしかないな!いや本当に知らなかったからびっくりした…こんなタイミングで知ることになるとは…
#ブクログ感想
大絵画展 (新潮文庫)
おっもしろーい!と読み切った瞬間バンザイできるくらい良かったです。最初のセットアップに割と時間がかかって「いつまで経っても大絵画展が始まらないなあ…」と思っていましたが、そこを過ぎたらどんどんおもしろくなりました。
簡単に言うとめちゃくちゃ借金してしまった人が一発逆転するためにゴッホの絵を盗もうとする話です。一応美術ミステリーという惹句があったので「原田マハみたいな話かなー」と思ってたら、最初から結構人生の汚い部分が克明に描かれていて全然雰囲気が違いました。でもそこからちゃんと絵画や美術品の良さとは何か、みたいなテーマにまで行き着くのがすごかった。ドロドロで始まったのに爽やかに終わって気持ちよかったです。
#ブクログ感想
坂の中のまち
全編にわたってむせ返るような中島京子テイストにあふれていてよかったです。ただ、最後がサラッとしていたから(だいたいいつもそうだけど)、もっと読ませてくれー!となりました。
確かエッセイで作者さんが東京の小日向に住んでいるという話があったし、そこを舞台に書いたのかな?東京は坂の町だという話は恩田陸も書いてたはずで、いい加減乱歩の「D坂の殺人事件」は読んでおかないといけないのかもな…と思いました。今回の話の中に事件のネタバレっぽい記述があったけど!(ちゃんと注意書きがありました)
#ブクログ感想
我が友、スミス (集英社文庫)
筋トレ好きが高じて女性ボディビル大会に出る人の話です。リングフィットやってるとちょっと専門用語が分かって楽しかった(雑魚キャラの名前の由来が分かったりした)
多分「筋トレと自分らしさ」がテーマの話で、恋とか友情とかの要素がなにもないのが潔かった。ものすごくストレートな筋トレ小説でした。
坂の中のまち
一週間いろいろあって疲れたけど、中島京子の新刊をゲットしたので疲れが吹っ飛びました。3月にも新刊出たばっかりなのに刊行ペース早いの嬉しすぎる!!(だいたい好きな作家が年一で新刊出してくれたら万々歳という感じです)
どうも収録作の中には他のアンソロジーか何かで読んだことがある話が混ざっているようですが、エピローグがついているので連作短編なのかな?「ガール・ミーツ・幽霊譚」とかいう謎の謳い文句が気になる。今読んでる本ちょうど今日くらいで読み終わるから明日から読めるかな!
しかし中島京子の本って表紙見ただけで大体わかりますね。デザインのテイストが全部いっしょだ…。だいたいほのぼのかわいい系のイラスト表紙な気がします。
#ブクログ感想
スバらしきバス (ちくま文庫 ひ-33-1)
主に東京の路線バスで目的地を定めずに飛び乗ってみた、というエッセイ集でした。東京の土地勘がない自分にはちょっと読むのが厳しい部分がありましたが、路線バスの雰囲気は抜群に出ているし、たまに観光周遊バスとか高速バスの話、バスツアーの話もあって面白かったです。
#ブクログ感想
悪女入門 ファム・ファタル恋愛論
図書館で借りてきた新書です。二十年前の本だし、今の悪役令嬢とかの悪女ではなくて、フランス古典文学のファム・ファタルの話でした。全体的に「あなたがファム・ファタルになりたいならこうやって男を翻弄しなければなりません」みたいな語り口で書かれていて面白かったです。
私は風と共に去りぬのスカーレット・オハラも悪女みたいなものだろうと思っているのですが、この本に出てくるファム・ファタルとはだいぶ違いますね。あの人は母親はフランス系らしいけど、父親のアイルランド系の血が強すぎるからな…

この「全面帯」というのはカバーの上にもう一枚カバーがかかるような感じなんですかね?確かにたまに見たことある気がする…

話は変わって、恩田陸の本は装丁が凝ってるから、全面まではいかずとも表紙の半分くらい帯だったりして楽しいんですよね。ハードカバーを買う醍醐味を味わわせてくれる作家だと思う。

万城目学・森見登美彦・上田誠による『V3』発売記念スペース
この3人の鼎談ラジオ面白いなあ。昔テレビ番組でこの組み合わせで雑談?しているのを見たことがあるのですが、何年経っても同じような感じで喋ってるんだな…
しかし本当に出版社を通さずに趣味でやったんだ…。企画の趣旨とかコンセプトを聞いてるとかなり面白そうな内容に思えるな。とりあえず再販できっちり買いたいですね…
早川書房 秋の大感謝セール
電子書籍のセールやってるんですね。三体とかプロジェクトヘイルメアリーもラインナップに入ってる!電子で小説を読む人にはおすすめかも。
私はbookwalkerを使ってるんですが、今あそこはコイン50%還元をやってるので、併用すれば実質400円未満で三体が買えるんですね…すごい…


残業してたら買い逃しましたよね!プロ作家の同人誌、気になる…中身もそうだけど装丁や用紙はどんな感じだろう…?