#ブクログ感想
アンソロジー 料理をつくる人 (創元文芸文庫) 西條奈加 千早茜 深緑野分 秋永真琴 織守きょうや 越谷オサム
主に素人の料理をつくる人が出てきて、料理によってちょっとだけ何かが変わったり変わらなかったりするアンソロジーでした。
短編なので、店屋物とか他人の作った食事を食べてばっかりだった人がなんらかのきっかけで自炊するようになって、自炊っていいよね〜となって終わり、みたいな話が多めだったかもしれない。その中でバッドエンド寄りの話が異彩を放っていてよかったです。
アンソロジー 料理をつくる人 (創元文芸文庫) 西條奈加 千早茜 深緑野分 秋永真琴 織守きょうや 越谷オサム
主に素人の料理をつくる人が出てきて、料理によってちょっとだけ何かが変わったり変わらなかったりするアンソロジーでした。
短編なので、店屋物とか他人の作った食事を食べてばっかりだった人がなんらかのきっかけで自炊するようになって、自炊っていいよね〜となって終わり、みたいな話が多めだったかもしれない。その中でバッドエンド寄りの話が異彩を放っていてよかったです。
古本食堂 (ハルキ文庫)
東京の神保町にある古本屋をつぐことになったおばあさんと姪っ子?の話でした。食堂といってもテイクアウトのご飯を持ってきてお店で食べるので正式なご飯屋ではないです。最後の方に結構雑にタイトル回収がありました。
古本(絶版本)の話をしつつ主役二人の今後の話をしつつご飯を食べつつで、読みやすくよくまとまった長編でした。この作者さんの本の中ではかなり好きかも。
でも古本屋でカレーパン食べるのはかなり抵抗がある…!!油のついた手で本を触る可能性があるのか、とか考えてしまう。なんで毎回本屋で食べるのに抵抗のある食べ物が多かったんだろう…。初回の寿司以外、正直全部気になってしまった。
楽園の楽園
>>1060 薄い分かなり豪華な装丁でした。カラーの挿絵がいっぱいでした。でもこれならソフトカバーで良かった気がする…!
伊坂幸太郎のSFで、今までの集大成という側面も確かにありました。過去作を思わせる描写がちょくちょくあったので。でもやっぱり短いのがネックです…この長さならあと3編くらい書いて一冊にまとめてほしかったです。多分、もっと違う読み味の短編の中に適切な順番で配置されていることで輝くタイプの話のような気がしました。