進捗雑記

#落花 なぜか次回のエクストラボス戦の話の挿話がいろいろ思い浮かんだので、大枠の超ざっくりしたプロットを作りはじめました。次は視点人物が1人目→2人目→1人目に戻る予定だから少なくとも5話くらいはありそう。状況が状況だから必死にシリアスの間に小休止ギャグ要素をねじり込むことになりそう。
結局私はあとどのくらいこの話を書けばいいんだ…?今回の話を含めても20万字は行かないと思うんだけど…

それと、ラスボス戦までの話は公開予定にしました。そうしないとかなりキリが悪いので…。オープニングとエンディング(エピローグ的な話)は書き下ろし予定です。
平原の同人誌は裏ボス戦あたりが書き下ろし扱いだけど落花はラスボス戦まで公開…というのがそのままオクトラ1,2の違いを表しているようで、ちょっと面白いなと思いました。裏ボスはあくまで隠し要素だから…
#落花 うわー!前書いた話(心の地平〜)を読み返してたら一文で同じ表現を二回使ってる箇所を発見してしまった、あまりにダサすぎる…!何度も推敲してるはずなのに見落としていた…。幸いにも同人誌に入れる予定の話だから、校正の時に直そう…
それどころかヤバめの誤字まで見つけてしまった。だめだこりゃ。明日こっそり直します…

→追記:直しました。表現被りはともかく誤字はまずい。これからも気をつけます…
#落花 短編四回目の推敲6427字
なんとなく最後がとっちらかった印象がある。タイトルも決めたんだしもうちょっと内容をそっちに寄せたらまとまりが出るかな…?
#落花 六話目二回目の推敲12105字
ギリギリ分割せずにいけるんじゃないだろうか…。いやわからないけど。基本的にエピローグでしかないのに長い!
「一話目で提示された問題が未解決のまま宙ぶらりんなのでは」という自己ツッコミを回避すべくシーンを追加したけど、これで今後の話がうまくつながるかどうか不安だ…推敲しながら考えよう
よく考えたらストーリーの最初の方で結構シリアスな文脈で提示された問題に対して、最終的にギャグみたいな間の抜けた回答が出るシーンが二回もある。これはどうなんだろう…まあそこは人間関係の悩みだから別にいいのかな?腹を割って話してみたらしょうもないことで悩んでいました、というオチは往々にしてあるものだし!
「立ち往生」って往生が仏教用語だからク国出身者以外では使えないか…!?(よく考えたらク国でも厳しいかも)
日本語の中の仏教系の言葉多すぎるよ!いっつも言い換えに苦労している気がする…。しかもオクトラ2にはベンケイがいるけど立ち往生してないからややこしいな…?
#落花 四話目8157字+五話目7896字(二回目の推敲) 四話目が長くなりすぎたので分割しました。それに伴って話の切れ目がイマイチになったからちょっと工夫しないといけないかな。もう永遠に推敲終わらないかと思った…。でも作業通話のおかげでだいぶ進んだ、六話目は明日がんばります!

四話目冒頭、テメノスとロイの捏造回想シーン
 テメノスは真っ暗な空間にいた。
 ぴんと張り詰めた水盤が足元に広がっている。水面にぼんやり映るのは月だろうか、この空間で唯一の光源が丸く輝いている。
「教皇はここを『心の暗がり』と呼んでいたよ」
 幼なじみのロイの声が響く。テメノスは周囲に散らしていた視線を正面の彼に戻した。
「暗がり……?」
 水盤には神官服を着た自分の姿が映っている。身じろぎすると、波紋が出て像が揺れた。
「審問では後ろ暗い思いが相手に筒抜けになるから、そう名付けたらしい。単純にここが暗い場所だということもあるだろうけどね」
 異端審問官に任命されたばかりのロイに「審問の力を試してみたい」と頼まれたのがつい先ほどのことだ。テメノスは審問という馴染みのない概念に正直胡散くささを感じていたが、ロイが相手なら問題ないだろう、とその申し出を受けた。
 二人は大聖堂のロイの部屋で向かい合っていた。幼なじみが断罪の杖を掲げるとその先端が光り、気づけば彼らはここにいた。
「では今、君は私の考えていることが分かると……?」
 わずかに緊張が走り、テメノスの顔がこわばる。ロイは笑った。
「全部ではないよ。より心の深いところに踏み込むには、ここで戦ったりして相手を弱らせる必要があるらしい」
「物騒な話だな」
 テメノスは肩をすくめる。正直、そんな役割がお人好しのロイに向いているとは思えなかった。誰でも信じてしまう彼には荷が重いだろう。教皇も人選を誤ったのではないか、と言ってやりたかった。
「いや、この仕事は僕に向いているよ」
 ロイは唐突に答えた。テメノスはぎょっとする。声に出さなかったはずの思いがロイに伝わっている。審問の効果は本物らしいことを悟り、テメノスは苦い気分になる。
「……落ち着かないな、これは」
「そうだね。僕もちょっと変な感じだ」
 ロイはほほえんで水盤に杖をつく。そこから波紋のように光の輪が広がって、思わず目を閉じた。
 ――まぶたを開けると、ロイの部屋に戻っていた。昔はテメノスと同じ空間で暮らしてが、成長して神官としての位階が上がり、別の部屋になったのだ。
 ロイは断罪の杖をまじましと見てから、破顔した。
「やっぱり、どれだけ仲が良くても隠したい気持ちはあるよね。うーん、知り合いを審問するのは避けた方がよさそうだなあ」
「当たり前だろう」とテメノスは呆れて目をすがめる。
「でも、良かったこともあるよ」
 そこでロイは笑い、いたずらっぽく視線を流した。短い髪が揺れる。「テメノスが僕のことを心配してるって分かったから」
「別に、心配なんて……」
 図星だったテメノスは目をそむけてぼそぼそと反論する。ロイは食い下がり、視線の先に回り込んできて言った。
「僕だって、何もかもを信じているわけじゃないよ。テメノスは逆に他人を疑いすぎだ。僕や教皇のことは信じていてくれているのに」
「……それは、まあ」
 テメノスは言葉を濁した。気恥ずかしいが、その二人に関しては認めざるを得ない。ロイは口の端に微笑を浮かべる。神官にふさわしい穏やかな表情だ。
「その気持ちを、もっといろんな人に広げていけるといいね」
 別にロイたちがいれば他なんて必要ないだろうと思ったが、テメノスは口に出さなかった。すると、審問はすでに終わったにもかかわらず、ロイはその気持ちを受け取ったかのように目を細める。
 ロイがそう断言できるのは、無邪気に神を信じているからだろう。テメノスが信じられるのは、今目の前にいる人だけだった。
畳む
#落花 短編三回目の推敲6111字 あれ思ったよりこの話長い…?でもまあまあまとまってきたからいいか。タイトルは決まってませんが…まずは案を出してみるか…
#落花 一週間が怒涛すぎて全然推敲の時間が取れてないのですが、多分次回に入るであろう重要回想シーンのアイデアが出たからよしとする。全体スケジュールは後ろ倒しするしかない…一年後もこのシリーズ書いてたらどうしよう。
土日は作業がんばろう、1月が何故かほぼ全部の休日に予定が入ってるから今しかできない…!
#落花 短編二回目の推敲5191字 ぼちぼちテーマとタイトルを探しましょうか…。テーマは「で、結局この話って何が言いたかったの?」という自分からのツッコミを回避するのに必要なものだと思ってる。というか強調すべき事柄を絞るために決めるのかな。何もかもを大事に扱ったら焦点がぼやけるから。そして、そのテーマに即したタイトルを付けられたらおさまりがいいのかな…
#落花 短編一回目の推敲3911字 軽い話だからスマホで直してました。回想シーンはなくてもいけるかもしれない。状況説明、情景描写を頑張っていきたい!
#落花 ヒカリ5章後の話下書き2875字 目安は5000字くらい?できるだけさくっと書きあげたいが果たして…!
ヒカリとキャスティはコンビとしての安心感があるから割と物理的な距離を近づけられる気がする…(キャスティとテメノスだと妙に慎重になってしまう自分がいる)
#落花 ちょっと短めの話のプロットをやりました。ロケハンはやったからさくっと書けるんじゃないかと…。今はプロットにないけどどこかに回想シーンをはさみたい。あまり書く機会がない視点人物だから…!
#落花 三話目二回目の推敲8205字 なんというか全体的にもっとうまく書けるだろという感じなんですが、まあ焦っても仕方ないのでちまちま直していきます…

一話目の冒頭抜き出し(薬師二章の例のチャット)
「キャスティ……何か思い出せましたか?」
 対面するテメノスが、わずかに眉を下げて尋ねる。
「まだ肝心なことは何も……」
 キャスティはぼそぼそと答え、手の中の葉を揺らした。
 サイの街に引き続いて、医療日誌にあった場所を訪れたら確かに記憶が蘇った。自分がここに何度か来ていたことは確実だ。今の自分よりもローサたちの方が昔のキャスティにくわしいくらいで、治療の合間に記憶のヒントになりそうな話も聞かせてくれる。
 だが、ウィンターブルームを訪れて、今までになかった疑問がふくらんできた。自分はローサの言うように、記憶を失っても以前と変わっていないのだろうか?
 ウィンターブルームで会った人々は、エイル薬師団を信じ切っていた。サイの街でもそうだった。しかし、それは裏で何もしていなかったことの証明にはならない。カナルブラインでかけられた「人殺し」の言葉はまだキャスティの耳に残っている。
「正直……恐い気もするの」
 吐息とともに言葉が漏れる。直後、余計な発言だったと悟ってごまかそうとしたが、「何がです?」とテメノスに問い返され、答えないわけにはいかなくなった。
 もう、この際全部吐いてしまおうか。テメノスの静かな視線が続きを促している。懺悔というのはこういう気分か、とキャスティは自嘲気味に考えた。
「記憶喪失ってね……忌まわしい過去を忘れるため、自らが起こすこともあるらしいの」
 記憶を探す傍ら、キャスティはモンテワイズの図書館で記憶喪失がどういうきっかけで起こるのかを調べた。単純に頭を強く打つなどの物理的な刺激を受ける、もしくは精神的に強い衝撃を受けることが原因になるらしい。キャスティは衰弱した状態で海を漂っていたところを定期船に拾われたので前者の可能性が高いが、後者も捨てきれなかった。
 彼女がサイの街で思い出したのは、降り注ぐ紫の雨と、見知らぬ誰かと対峙していた光景だ。それが、無意識に封印したくなるほどの過去だったのか。何かを思い出すたびに胸が鈍く痛むのも、そのせいなのだろうか。
「もしかしたら、このままのほうが幸せなのかもしれないって……」
 小さくつぶやき、視線を下げる。指の力が抜けて、ウロシズメの葉が机の上に落ちた。
「キャスティ」
 静かに呼びかけられる。テメノスが葉を拾って、返してくれた。そのまま薬草ごとキャスティの手が彼の手に包まれる。手袋を外して冷えていた肌がじわりとぬくもった。
(え?)
 驚いて顔を上げた。
 銀の前髪がテメノスの額をさらりと流れ、翡翠色の瞳がきれいに細められる。
 今までに一度も見たことのない顔だった。普段の苛烈な異端審問官はどこへ行ったのやら、彼の表情はどこまでも穏やかで、キャスティは呆然としてしまう。
「安心してください。あなたは――」
 ゆっくりと動く唇を眺め、そこから紡がれる言葉に鼓膜を震わせ、キャスティは目を見開いた。

例のチャットを私が真面目に書くとこうなります。
冒頭だけやたらと甘ったるい(?)雰囲気ですが、この話はほぼほぼシリアスです。いや最後の方は挽回するような勢いでまた生ぬるくなりますが…畳む
#落花
1話目:状況説明と問題提示
2話目:問題の深掘りと具体的な方針の決定
3話目:問題解決に向けて動き出すが、失敗
4話目:覚悟が決まる、行動する
5話目:問題と謎の解決

今のところこんな感じの構成なんだけど、4話目で視点人物が切り替わるから当初の問題がどこかにいっちゃったように感じる。視点人物①の行動がきっかけとなって話が解決した、ということにしないと①が何もしていないのでは…となりそう。
主役二人みたいな話だから、両方が行動することによって問題が解決する構成にしたい…となると①が謎解きのヒントを掴んでいるのがいいのかな。細部はまだまだ詰めなくちゃ…
#落花 二話目二回目の推敲7808字 冒頭に場面を追加しました。最初の二話の進み具合がじわじわ過ぎる…ここまで全部セットアップなんだよなあ、描写を詰めていけば面白くなるんだろうか…。だめそうだったらまたいろいろ考え直さないといけないか
#落花 一話目二回目の推敲8695字 情報の提示の順番がぐちゃぐちゃでいまいちだ…。「今はこういう状況でゲームで言うと進度はこのくらいで、今回の話で解決すべき問題としてこういう問題があります」というのをさらっと説明しつつそれなりに面白く仕上げたい。難しい…
毎回更新に間が空くし長編と違って時系列も飛び飛びだから、多分読んでる人も(私も)内容忘れてるだろうと思って結構真面目に状況説明を入れてるけど冗長なんだろうか…
#落花 そういえば後半のクロストの展開は「原作で特に説明がなかったから」詳細不明のまま通そうとしてるけどこれはまずいな…謎解き要素として扱って、何らかの答えを出さないと読者の自分が納得できない。だから理屈を考えなきゃいけない…。
ここからラスボスネタバレ
結局あの手(這い寄る影)はヴィーデさんの手(ゲーム的には触手らしいけど)でいいんですよね?ラスボス自ら勧誘しにきてくれたのか?畳む
#落花 逆プロットで主に前半部分を整理し直していました。二話目にシーン追加したらそれなりに話のつながりが自然になりそうかな…明日また一話から順番に直していこう!全五話予定!
#落花 三話目一回目の推敲16037字 これは確実に分割だ…永遠に推敲が終わらないかと思った。薬師視点の前半二話よりもまとまりはいい気がする。やっぱり話のつかみがイマイチなのはきついな…。二回目の推敲に入る前にとりあえず分割だけ済ませてしまおう
#落花 二話目一回目の推敲6562字 思ったよりボリュームあるか…?一話目分割、二話目据え置き、三話目分割で合計五話の四〜五万字くらいが最終的な分量かな?
推敲の最初のほうが一番完成度が低いから「この話微妙だな…」となるけど、だんだんブラッシュアップしていって「なかなか面白いのでは」となるのがいつものパターンなので、この書き方はモチベが続きやすいのかもしれない。