#ブクログ感想 「ついでにジェントルメン (文春文庫)」柚木麻子 (Loading...)... 短編集です。前に料理小説のアンソロジーで読んだ短編が入っていました>>207 読み終わってみれば、再読した短編が一番おもしろかったかな。柚木麻子はやっぱり脂っこくて若干重たい…!長編じゃなくて短編集ならまだいいかなと思ったけれど、終盤に行くに連れてだんだんお腹いっぱいになってきました。好きな作家さんなのですが、時代性と普遍性のバランス感覚と言うと、やはりちょっと欠ける部分はあります。 でも高級寿司店とか、家族に開かれた場所になった老舗高級ホテルとか、同潤会の建てた女性専用アパートメントとか、文藝春秋本社の一階サロン(そんなものがあるとは知らなかった)とか、面白いロケーションが多くていろんな雰囲気を味わえました。 (Loading...)... そういえばBUTTERがイギリスで大流行しているとか。めでたいことです。でもあの話って海外の人が読んで面白いのか…!?とちょっと不思議に思いました。確か小説で出てくる友人の飼い犬の名前がメラニー(風と共に去りぬの登場人物)でしたが、これは特に関係ないですよね…? 一応実在の人物を下敷きにした話だったはずだけど、海外だとそういう生々しさが薄れた状態で読めるってことかな。 読書 2025/06/04(Wed)
「ついでにジェントルメン (文春文庫)」柚木麻子
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短編集です。前に料理小説のアンソロジーで読んだ短編が入っていました>>207
読み終わってみれば、再読した短編が一番おもしろかったかな。柚木麻子はやっぱり脂っこくて若干重たい…!長編じゃなくて短編集ならまだいいかなと思ったけれど、終盤に行くに連れてだんだんお腹いっぱいになってきました。好きな作家さんなのですが、時代性と普遍性のバランス感覚と言うと、やはりちょっと欠ける部分はあります。
でも高級寿司店とか、家族に開かれた場所になった老舗高級ホテルとか、同潤会の建てた女性専用アパートメントとか、文藝春秋本社の一階サロン(そんなものがあるとは知らなかった)とか、面白いロケーションが多くていろんな雰囲気を味わえました。
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そういえばBUTTERがイギリスで大流行しているとか。めでたいことです。でもあの話って海外の人が読んで面白いのか…!?とちょっと不思議に思いました。確か小説で出てくる友人の飼い犬の名前がメラニー(風と共に去りぬの登場人物)でしたが、これは特に関係ないですよね…?
一応実在の人物を下敷きにした話だったはずだけど、海外だとそういう生々しさが薄れた状態で読めるってことかな。