進捗雑記

#ブクログ感想
対岸のヴェネツィア (集英社文庫)内田洋子
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文庫で登録しましたが、実際は四六判の方を再読してます。ブクログは再読登録だと読了数に入らないシステムのため…

年末年始にTV番組でヴェネツィア特集をやっていて、この本の存在を思い出して読み直しました。TVではモーゼという防潮堤の取材をしてましたが、それができるよりも前の話ですね。2017年くらいにヴェネツィア本島の対岸のジュデッカ島で暮らした、イタリア在住の日本人のエッセイです。

ゴンドラ乗りが伝統的に男性の職業だったため、女性でゴンドラ乗りを目指す人にめちゃくちゃ風当たりが強いという話がありましたが、今はどうなってるんでしょう。TV番組で見たところ今は女性のゴンドラ乗りもいるみたいでしたが、風向きは変わったんだろうか。

ヴェネツィアの地元民は電車の段階でゴム長靴を履いている(冠水などの対策)とか、強い風が吹き抜ける路地や広場に洗濯物を干す話とか、このエッセイ以外だとほぼ知ることができない話が一杯あって楽しいです。そこで暮らさないと絶対に見えてこない視点だと思う。
野菜ばっかり育ててる島の話はTVでもやってたけど、そこで大きなお屋敷の完成披露式にたまたま参加した話なんかはこのエッセイじゃないと味わえない。相変わらず小説みたいな体験ばっかりしてるなこの筆者さんは…