進捗雑記

私はまあまあ真面目に三幕構成の本やシナリオの本を読んできたつもりなんですが、実践できてる気は全然しません。プロットとかも結局ほぼ感覚でやってる気がします。
昨日途中まで読んだ本がちょうど半分のボリューム地点で大きな事件が起きて、「これがミッドポイントかな?」と思ったのですが、翻って自分の書く話だと構成がよくわからなくなります。感覚でやってるので…
※ミッドポイント=物語が本格化して、後半の盛り上がりに向かって一気になだれ込むポイントだと思ってます

平原のミッドポイントってどこ…?学者三章ラストあたりがそれっぽい気はしますが、それでもテリオンが「なんかこのままだとだめな気がする」とぼんやり思うだけで即座に行動に移すわけでもないので、一応物語後半への導入ではあるけどミッドポイント感は薄いな…。そう考えると盗賊四章ラストが該当するんですか…?遅すぎない…?

落花は多分今書いてる話(薬師四章)ラストがミッドポイントっぽい。でもまたしても実際の行動に移るまでだいぶ時間がかかる予定。
剣牙は三章ラストの展開(旅が中断するあたり)が当てはまると思います。これはぴったり物語の半分のボリュームで来てますね。昔書いた話のほうがよっぽど構成がしっかりしてるのでは…?

こうして考えると、そもそも三幕構成って映画用のものだから、それ以上の長さの物語になるとそのまま当てはめるのは厳しいのではないでしょうか。ミッドポイント以降の展開って加速していくものだから、ボリュームが増えるに従ってどうしても展開を後ろ倒しにするしかない気がする。じゃあ前半の話がダレないためにはどうすればいいか?は今後の課題ですかね。
2時間の映画って小説で書くとどのくらいのボリュームになるんでしょうか。十〜二十万字くらい…?ちゃんとした三幕構成が使える限度はそのくらいで、それ以上だとさらに細かく起承転結を入れたりする必要があるのかな?

構成について考えていると、久々に連作形式ではなく長編形式の話も書きたくなってきます。そのためには魔術師を再構成するしかないか…