プロ作家の短編アンソロジーを読んでいて思った話一人称小説で主人公の名前を開示するタイミングは、基本的に「他人から名前を呼ばれた時」だと思います。で、原則として主役の名前はさっさと出したほうがいいとは思うのですが、意外と一人称の場合はその必要性が薄いのかも?と思いました。というのも、今読んでいるアンソロジーで、ある話において比較的はじめのほうに主人公が友人からフルネームで呼ばれるシーンがあったのですが、どうもそれが不自然に思えてしまったんですよね…。その話は現代もの+若者が主役だったので、「友人がフルネームで主人公を呼ぶ」時の台詞の言い回しが芝居がかっていたのが気になりました。実際にそんな台詞を言うのか?と思ってしまって…。一方で、その次に読んだ短編では、中盤になってさらっと主人公の下の名前が出てきて、名字については別のタイミングで家族の名字が出る、というふうになっていて、こちらは何の違和感もなく読めました。自然な描き方でした。あくまで短編の話ですが、一人称小説では主人公の存在が地の文でかなりはっきり示されているから、実は名前自体はそこまで重要じゃない(名前で他のキャラと区別する必要がない)のかなーと思いました。 創作 2024/12/18(Wed)
一人称小説で主人公の名前を開示するタイミングは、基本的に「他人から名前を呼ばれた時」だと思います。で、原則として主役の名前はさっさと出したほうがいいとは思うのですが、意外と一人称の場合はその必要性が薄いのかも?と思いました。
というのも、今読んでいるアンソロジーで、ある話において比較的はじめのほうに主人公が友人からフルネームで呼ばれるシーンがあったのですが、どうもそれが不自然に思えてしまったんですよね…。
その話は現代もの+若者が主役だったので、「友人がフルネームで主人公を呼ぶ」時の台詞の言い回しが芝居がかっていたのが気になりました。実際にそんな台詞を言うのか?と思ってしまって…。
一方で、その次に読んだ短編では、中盤になってさらっと主人公の下の名前が出てきて、名字については別のタイミングで家族の名字が出る、というふうになっていて、こちらは何の違和感もなく読めました。自然な描き方でした。
あくまで短編の話ですが、一人称小説では主人公の存在が地の文でかなりはっきり示されているから、実は名前自体はそこまで重要じゃない(名前で他のキャラと区別する必要がない)のかなーと思いました。