進捗雑記

#落花 固定記事に自分用メモとして今後の作業時期の目標を書いたのですが、案の定来年春までかかりそうですね…。私あと何万字書いたらいいんだ…?全然見積もりができないのですが…
繁忙期(2〜3月)はほぼ作業できないとしても、年内にラスボス戦まで書きたかったな…でもそんな焦り方をすると多分また睡眠時間と寿命を削ることになるので、もうあんな書き方はやめます…。自分に合ったペースで持続可能な作業にシフトします。だって今後もなるべく長くサイトを続けたいですからね!

クロスト後編のプロットはだいぶ固まってきました。下書きに移るにはもっと場面ごとの意味をはっきりさせないといけないけど。あと時系列の混乱をなんとかしないと…またエクセルで行動表でも作るかな?
あとは時間移動と場所移動が多いから工夫して圧縮しないといけないかもしれない。それと前半後半で視点人物が変わるから、最初に提示したテーマが行方不明にならないように気をつけないと…
思ったよりは話が暗くならない、はず…話の中で人死にが出るかどうかでだいぶ雰囲気が変わる。まあ当たり前か…
#落花 今日はいい加減やらねばと思って割とずっと勉強してたんですが、合間にクロスト後編のプロットも進めました。が、ネタが渋滞しててなかなかまとまりませんね…というかとある踊子編サブキャラ(これだけで絶対バレるけど)を突っ込むつもりなので、余計にテーマが混乱気味になってる気がします。話の前半後半で視点人物が変わる+サブキャラ登場で少なくとも三人分の何らかの変化を描きつつ、ゲームのメインストーリーを進めつつ、薬師四章で目立たなかったキャラをピックアップしつつ、無理のない範囲でオールキャラを両立させたいんですけど、できるのかこれ…!?
多分メイン三人の表面上の目的を一致させながら、個人に割り振った裏テーマを実現させればいい気がするんですが…まだまだまとまるには時間がかかりそうだ…(そして野放図に増えていくボリューム…)
#落花 一話目六回目の推敲14216字 字数が減ったり増えたりだ…中盤の文章が混乱していたので前後を入れ替えたり加筆したりしてました。そして今更だけど、キャラの口調についてもうちょっとスクショを見返したほうがいいかもしれない…
#落花 推敲中に「この表現が正しいかどうか怪しいからあとで調べ物をして確認するマーク」として★を小説に書いておくのですが、ロケハンし直したりスクショを漁ったり自分でつくった資料を見返したりしてその★をほぼ全部なくしました。あとは小説内の前後関係が怪しい箇所だけ残ってます。この作業が終わると推敲終盤まで来た気がする。

ついでに一話目のラストがちょっと気に入っているので置いておきます
「本当にありがとう、テメノス。何かお礼ができたらいいのだけど……」
 テメノスはかぶりを振る。
「構いませんよ。散歩のついでです」
 彼女こそ、ただの同行者であるテメノスの捜査に何度も付き合ってくれた。お互い様だろう。
 屋敷の門を抜けて、高台から階段を降りていく。テメノスは滑らないよう慎重に段を踏みしめ、雪道に降りたタイミングで振り返った。
「ただ、ひとつ聞かせてください」
 寒さでかすかにほおを染めたキャスティがきょとんとする。
「何?」
「あなたはトルーソーの豹変の理由を知りたいから推理してほしい、と私に依頼しました。こうして捜査を進めて、いつか何らかの結論が出たとしましょう。あなたはそれをどう使うつもりですか」
「それは……」
 フードの陰でキャスティの顔色が変わった。テメノスは一気に畳み掛ける。
「質問を変えます。あなたと薬師団の理念は『一人でも多く救うこと』ですが、その中にトルーソーは入っているのですか」
 表情を消したキャスティが階段の途中で立ち尽くす。先に降りたテメノスと、ちょうど視線の高さが揃った。
 彼女にとっては答えづらい質問かもしれない。だが、テメノスはどうしても聞いておかなくてはいけなかった。
 トルーソーはすでに大勢を殺している。どの国の法律で裁いても間違いなく大罪人だ。キャスティはそれを救うのか、救わないのか。方針が分からなければこれ以上の捜査は難しかった。
 キャスティはすぐに戸惑いから覚め、ぴんと背を伸ばした。青い瞳に街灯の明かりが反射する。
「私は一人でも多くの人を救いたい。その相手が過去に何をしたとしても、関係ないわ」
 テメノスは表情を変えず問いを重ねる。
「では、どのような方法でトルーソーを救うのですか?」
 雪空の下、キャスティの吐息が白く染まる。落ち着いて呼吸した彼女はテメノスにまっすぐに視線を注いだ。
「あなたの推理をもとにトルーソーを説得したいの。まだ……彼がティンバーレインの戴冠式に雨を降らせる前なら、成功する可能性はあるわ」
(やはりそうか)
 テメノスは納得した。ならばこれ以上問いただす必要はない。彼女が元同僚のトルーソーに目をかけていることは否定しきれないが――その基本方針は記憶を失う前から何も変わらない。救える命であれば誰であろうと手を伸ばすのが彼女だ。
 キャスティはそこで少し眉を下げ、かぶりを振った。
「もっと早く言っておけば良かったわね。ごめんなさい。でも、あなたはそんなの無理だって言うと思っていたから……」
 確かにそうだ。テメノスは呼びかけによって大量殺人者が更生する、などという都合のいい希望は抱けない。
 だが、それは交渉するのが自分だった場合である。
 彼はふっと口元を緩めた。
「……ならば、私はあなたが彼を説得するための論法を考えた方が良さそうですね」
「えっ」
 キャスティは一瞬絶句したのち、ぱっと表情を明るくする。彼女はそのまま軽い足取りで段を降りて、テメノスの隣に並んだ。
「いいの?」
「二言はありません」
 彼は簡潔に答えてから、仲間たちの待つ宿に向かってきびすを返す。理由を話すつもりはなかった。彼女なら説得が可能だと思っていることが伝われば、それでいい。
 少し遅れて追いかけてきたキャスティは力の抜けた笑い声を漏らし、下からテメノスの顔を覗き込んだ。
「テメノスはいつも私に良くしてくれるけど、どうして?」
「どうしてと言われても……あなたには世話になっていますから」
 と返事するが、キャスティはまだ不思議そうな顔をしていたので、説明を付け加える。
「ほら、ストームヘイルの聖堂機関本部まで応援に駆けつけてくれたでしょう」
「そうだけど、あなたはもっと前から……いえ、やっぱりいいわ」
 キャスティは口をつぐんだ。テメノスは首をかしげ、それ以上の追及を避けた。
 遠くに白く霞むあの雪山を越えた先に、テメノスの故郷クレストランドがある。彼がキャスティと出会ったのはフレイムチャーチ村から一人で旅立とうとしていた時だ。いつしか山どころか海をも越えて旅を続けてきたが、彼女に対して最初に抱いた思いは今も変わらない。
 彼女が望むとおりの薬師であり続けてほしい。「一人でも多く」を貫き通してほしい。
 そのために、テメノスは今回の依頼をなんとしてでもやり遂げるつもりだった。
畳む
#落花 五話目五回目の推敲16047字 まだいろいろ説明が足りないところがある気がする!一話あたりが長すぎる気もするけどもう分け方はこれでいきたい…

みんなで決めるゲーム音楽ベスト100の動画を作業用に使っていて、ある曲に突然大ハマリしました。一曲の中にいろんな展開があるから、歌ものじゃなくても今やってる妄想にハマりやすくて…。オクトラの曲聞きながら妄想しろという話なんですが、何故か全然違うゲームの曲を聞いてるとプロットがはかどります。
#落花 iPadのコンセプトとかいうアプリ(無限大のキャンバスに好きなものが描ける)にざっくりプロットの流れを書き出したんですが…なんか最後尻すぼみだな…!?原作の流れに合流してからがあんまりちゃんと練れていなかった。というか原作要素どこ…?ってレベルになってる(いつもの)。
ついでに着地点も見失ってる。長編の真ん中のあたりの章って何をどこまで進めたらいいのかいつもよく分からないまま書いてる…
頭の中で考えてるだけだと問題点がよく分からないから書き出して正解だった。まだまだ問題は山積みだな!でもプロットは比較的楽しいな…小説作業の中で数少ない楽しいゾーンだと思う。ここが終わると推敲終盤まで楽しいところがない気が…
#落花 ぼちぼち次の話のプロットを練ってました。大雑把なテーマと必須消化イベントしか決まってなかった状態からだいぶ進歩した気がする。しかし次の話も3軸くらいの話(テーマ)を並行で動かさなくてはいけないような…。そもそも視点人物が途中で切り替わるからなあ…結局あんまり短く終わらないかもしれない…。

ここからクロスト後半〜エクストラ微ネタバレ
オクトラ2の終盤って「世界に明日は訪れるべきか?」が大テーマなのでしょうが、キャスティ主人公だとノータイムでYESという答えが出て終了するので、これを今書いてる話のテーマとして採用するのは難しいんですよね…。そもそも敵側のオクトパスの人々にキャスティの牙城を崩せるレベルの強力かつ説得力のある思想を持ってる人がいないよ…。
なのでこの話のテーマは全く別のものです。葛藤要素といえばひたすら個人の内面の話になるし、それが表面化した結果メインの二人で対立(?)するしかないんですよね。今回の話も終盤あれだし、次回の話は終始ぎくしゃくしてそうな予感…いやそこまではいかないかもしれないけど…
うーんいつもの私の二次創作の味だあ…畳む
#落花 四話目五回目の推敲10455字 まあまあ悪くない…という出来具合だけど、ロケハンとか資料で確認すべきところはまだ多いから、あとでまとめて修正しないとなあ
#落花 三話目五回目の推敲9715字 だいぶ悪くないところまで来てる!でもあと三回は推敲が必要だと思うので完成はまだまだ先だな…勉強も両立せねば…
#落花 今更気づいたけど、戴冠式を一般民衆に混じって待っているシチュエーションで武器を持って城に近づくのはどう考えてもまずいな…。普通なら兵士につまみ出されるよ…。杖と斧ってどうにかごまかせる武器なのか…?
#落花 二話目五回目の推敲16201字 思ったより悪くないのでは…。おそらく大幅に分量が増えることもないだろうし分割なしでいいかな…?三万字くらいかけて準備しかしてないのはスローペースと言わざるを得ないけどもう諦めました…
#落花 一話目五回目の推敲13968字 この話は字数が減り始めてるしEnnoでの推敲もはじめてるので調子がいい。あとはひたすら二話目以降を推敲周回して完成度を高めるだけだ…
そうなると続きのプロットを練る余裕も出てくる。勉強もしつつ次と次の次の話くらいは大枠のプロットを固めたいが、果たして…
#落花 五話目四回目の推敲14716字 こうしてバランスを見るとやっぱり二話目が長い…?うーん分割するか迷いどころだ…永遠に迷ってる…
とはいえ五話目もまだまだ書き込みが足りないからボリューム増えるよなあ。すでに当初予想してなかった長さになってる。八人フルで出てきてあっちこっち動くから仕方ないか!主役二人以外は結構ちゃんと出番を割り振れた気がしてそこは満足。
#落花 そういえばボス戦の描写が今のところ全然ないおかげで、このシリーズは戦闘力のインフレを免れてますね。戦闘描写があるとそこが大変なんだよなあ、平原は割とそれで苦労してた覚えがある。長編は盛り上がり的に考えて、前よりしょぼい戦闘をさせられない難しさがあります。

2は縛りプレイしてたし、各キャラ最終章でやっとそれぞれメインジョブの奥義を使い始めたくらいだったから、インフレ上限が決まってるんだよな…。二つ目のexアビリティだかなんだかもそこまで使わなかった…。まあ、次の話と次の次の話くらいしかまともなボス戦をやらないから、なんとかなると信じたい。

そしてそのボス戦メンバーが2回とも同じになりそうで困ってる…話の展開的にはそれが自然かもしれないけど、なんとかばらけさせたい。メイン二人以外はメンバーを偏らせたくない…!うっすらしたプロットは今から練っておかないとなあ
#落花 四話目四回目の推敲10071 分割して正解だった。話の展開的にはここまでで盛り上がり終了だけど、次の話エピローグで心理的にちゃんと盛り上げたい。つまりラストの引きは思いっきり薄暗くせねば…
そのまま五話目まで軽く見直しましたが、ずっと薄暗くて最後めっちゃ暗くて重い雰囲気でした。これって話の緩急あるのか…?三話目まではかろうじてあるか、それからひたすら下り坂だ…ある意味でオクトラ2らしい味わいだとは思う…

そしてこの話、明らかに私の「普段冷静な人が狼狽える姿を見たい」「もっと言うと、めちゃくちゃダサいことになってる場面が見たい!」という願望がダダ漏れになってる気がします。なんだろうこのモチベーション…
#落花 三話目四回目の推敲9408字 このくらいの分量だと直してても読んでてもほっとする。内容は戦闘ばっかりだからもうちょっと詰めないといけないけど…
#落花 二話目四回目の推敲16153字 分割するかどうかぐずぐずと迷ってそのままにしてます。どうしよう…とにかく今日でだいぶ推敲すすんだ!いつも通話ありがとうございます
#落花 一話目14065字 じっくり直したのでだいぶ完成度が上がったはず!ここは話の流れ的に分割したくないんだよなあ…とりあえずここまでで一話にしよう。最後の一文本当に迷う、最後の最後まで迷ってそう…
#落花 推敲途中の一話目冒頭の文章 ※キャスティ三章ネタバレ
 湿った空気の中、汽笛の鈍い音が響き渡った。
 テメノスは西に向かって出港した定期船の影と、その先の分かつ大海へ暮れていく太陽を目で追う。
 船に乗る者を見送ったのだろう、港にいた家族連れがぞろぞろとニューデルスタの方角に帰っていく。港のそばに設けられた待合室には、テメノスと仲間たちだけが残された。
「キャスティさん、まだ時間かかりそうかな……」
 アグネアは屋根の下から出て、港と反対方向を眺める。待合室といっても屋根と柱だけの東屋【あずまや】であり、四方がよく見えるのだ。
「ご飯つくって待ってた方がいいべか?」
 彼女は先ほどからずっとそわそわして、待合室のベンチと外を往復していた。テメノスは「落ち着いてください」と声をかけ、手の平を下に向ける。
「野宿になるかどうかまだ分かりません。昼間の登山でキャスティも疲れているでしょう。屋根のある場所で休んだ方がいいのでは」
 すると、ベンチの端に座っていたソローネが形の良い足を組み直す。
「ニューデルスタまで行くの? 結構遠いよ。今から行っても宿取れないでしょ」
「そうだ、発明家のおっさんの家に行くのはどうよ。ニューデルスタより近いだろ」ぱちりと指を鳴らしたパルテティオの提案を、
「八人で押しかけるのは無謀だ」
 オズバルドが一蹴する。アグネアはおろおろして仲間たちを見比べた。
 いつキャスティとヒカリが戻ってくるか分からぬ今、とにかく日が落ちる前に方針を立てねば、とテメノスが考えはじめた時。彼の横でベンチに座って足をぶらぶらさせていたオーシュットが、ぴくりと大耳を動かした。
「……帰ってきた!」
 彼女はぱっと地面に降りると、相棒のアカラを従えて待合室の外に駆け出す。残りの五人は一瞬顔を見合わせてから、慌ててその後を追った。
 オレンジ色に照らされた港へ、東の平原からゆっくりと近づいてくる二つの影がある。テメノスは太陽を背にして目を細めた。
 その二人――キャスティとヒカリは何か会話していたが、こちらを見つけると駆け足になった。
「みんな、お待たせ」
 キャスティは仲間たちを安心させるようにほほえむ。
 テメノスは若干の違和感を覚えた。昼にリフィア山を登った時、彼女はもっと切羽詰まった顔をしていた。今はその面影はなく、晴れやかな表情である。
 つまり不安が払拭されるような出来事があったのか、もしくは仲間に心配をかけまいと自分を律しているのか。それを見極めるため、テメノスは黙って観察する。
 彼に注視されていることに気づかず、キャスティはにこやかに続けた。
「今日は一日付き合わせちゃったわね。ヒカリくんも改めてありがとう」
「いや、大したことではない」
 剣士は首を振り、口をつぐむ。皆、キャスティの言葉を待っていた。

こういう感じでぬるっとはじまります。一話目がどうもテンポ悪く感じるんだよなあ、何度も推敲したら気にならなくなるのか…?畳む
#落花 うーんやっぱり作戦会議も二分割すべきかも…何より一話あたり15000字あると推敲する気力がくじけてしまう…。ちょうど真ん中で分割できそうかな。
一話目のラストだけちまちま直してたのですが、根本的な部分で私の好きな概念(疑問)が出てきたな…と思いました。要するに「少し度が過ぎたように見える親切の理由は何なのか?」という…。もしかするとこの疑問を解き明かすのがこの中編シリーズのテーマなのかもしれない。