進捗雑記

ハイジ45話
まさかロッテンマイヤーさんにざまあ(?)する展開が来るとは…。でも描き方が優しくて丁寧で、心がざわつかずに溜飲が下がるのがさすが。ロッテンマイヤーさんがクララのことを第一に考えてるのは間違いないんだよ…ちゃんとその辺は否定しない描き方が好きだな。

そしてアルムおんじが再度のアルプス編でまるで人格者みたいになってるのすごい。いやーあなた、ハイジがいなかったら荒れまくってペーターにも当たり散らしてたんでしょ?そこからあそこまで穏やかになったのは、「ハイジがそばにいてもう一生(寿命差的に死ぬまで)離れることはない」と確信したからこそですよね。不滅の愛を知って心が広くなるとは…予想もつかなかったな。

中盤までは子供は大人の都合に振り回されるだけなのが辛い…と思ってたけど、子供なりに「わがままを言う」「駄々をこねる」という行動によってちゃんと未来を切り拓いてますね。駄々というとあれだけど、自分のやりたいことを明言して大人相手に交渉してるんですよね。「アルムに来たらクララが自分の足で立ちたいと思うはず」という論法で見事お医者様を納得させましたし。

あとはラストに向けてクララが立つお膳立てがひたすら整っていくターンですね。クララは今回の話で「生まれて初めて、自分が他人に迷惑をかけながら生きてることを認識し、悔やんだ」というのがね…丁寧な積み上げだと思います。話数に比べてキャラが少ないからこそ可能な描写の濃さだ。

サブタイトル的にクララは最終話前で立つみたいですが、それじゃあ最終話はどうなるんでしょうね。個人的にはデーテのことをうやむやにして欲しくないなあと思います。だって今までのハイジの人生の転機って全部デーテ来襲じゃないですか。またぞろデーテが勝手にどこかへハイジを連れて行こうとするのを、今度はハイジが自分の意思で突っぱねる展開が来るんじゃないかと予想してみます。
でも外れそう。このままデーテはフェードアウトしそう…。