進捗雑記

#カービィ
桜井カービィと熊崎カービィについていろいろ考えてました
熊崎カービィは敵対者に対して「救済」という意味を持った戦いをすることが多い気がします。殴って救って仲良くなる、友だちになるのが基本。スタアラもディスカバリーもそうだった。そして救えない相手は浄化という形で救済するんでしょう。

一方桜井カービィは敵対者と「殴り合って分かり合う」という、少し違う関係を築いているイメージです。分かりあった結果、「何かあっても(再度相手が裏切ったりしても)カービィが殴って止められる」という、暴力を抑止力とした関係になるのかな…。スマブラもそうですが、ライバルみたいな関係の人ととにかくフェアな戦いをして、理解を深めることに重点を置かれている気がする。最終的に友だちよりは距離のある関係に落ち着くような。
桜井カービィはドライだと言われますが、確かにウェットな描かれ方はされてませんね。ロードトリップは通常ENDは哀愁漂うものだったけど、真ENDはその物悲しさを完全に「熱さ」に変換してました。
そして殴っても分かり合えないやつは爆散させるという…

思えば下村カービィが一番敵に対する譲歩がないかもしれない。ダークマターという一切コミュニケーションできない侵略者との戦いですからね…。敵と味方がはっきり別れているのが特徴なのかも。邪悪な心のないグーイみたいな存在であれば味方になりうるのはカービィ側の懐が深いと言えるのかな。

つまり、このシリーズにおける暴力というものは桜井カービィはコミュニケーション手段、下村カービィは防衛手段、熊崎カービィは救済手段として位置づけられているんじゃないかな!と思ったのでした。畳む