#ブクログ感想 ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫) ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)... 20年くらい前に亡くなられたロシア語同時通訳の方のエッセイ集です。再読四回目くらいだった気がする。シモネッタ=「パーネ・アモーレ」の作者さんのことで、エッセイの中にも何度か出てきました >>1234 この本で特筆すべきはコース料理仕立てで構成されていることです。毛色の違うエッセイや対談がまとまっているので飽きが来なくて良い。内容としては通訳あるあるみたいな話から発展して、言葉そのものに対する感覚の話なども含まれていました。旅行にも持っていったのですが、旅の空で読むにはちょうどよかったです。 社会主義体制下のチェコでの学生時代に、濡れ場の描写を求めてクラス全員で三銃士などの文学作品を読みふけっていたエピソードが面白すぎる(本屋に娯楽小説が基本的に売っていないため)。 読書 2025/05/09(Fri)
ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)
ガセネッタ&シモネッタ (文春文庫)...
20年くらい前に亡くなられたロシア語同時通訳の方のエッセイ集です。再読四回目くらいだった気がする。シモネッタ=「パーネ・アモーレ」の作者さんのことで、エッセイの中にも何度か出てきました >>1234
この本で特筆すべきはコース料理仕立てで構成されていることです。毛色の違うエッセイや対談がまとまっているので飽きが来なくて良い。内容としては通訳あるあるみたいな話から発展して、言葉そのものに対する感覚の話なども含まれていました。旅行にも持っていったのですが、旅の空で読むにはちょうどよかったです。
社会主義体制下のチェコでの学生時代に、濡れ場の描写を求めてクラス全員で三銃士などの文学作品を読みふけっていたエピソードが面白すぎる(本屋に娯楽小説が基本的に売っていないため)。