進捗雑記

映画ブレット・トレインを見ました。今読んでる本に伊坂幸太郎のインタビューが載っていて、そこでこの映画の話が出てたので「いい加減見ないと!」と思って円盤を借りてきました。(配信サービスに一切加入していない旧時代の人間であるため)
『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train)は、2022年公開のアメリカ合衆国のアクション・コメディ・スリラー映画。監督はデヴィッド・リーチ、出演はブラッド・ピットとジョーイ・キングなど。原作は伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』。
Wikipediaより
前から見たいとは思っていたのですがなかなかタイミングがなくて…いい機会でした。
確かにアクションでコメディでスリラーでした。手に汗握る展開が多くて飽きさせなくてしっかり面白かったのですが…原作とは別物ですよこれ!原作というか翻案というやつでは…。
吹き替え+日本語字幕ありで見てたのですが、天道虫の表記が「てんとう虫」だし他はレモン、みかん(原作は漢字だったはず)だし…結構自由だな!?王子は性別すら違うし!!でもキャラを女性に置き換えないとほぼ男ばっかりの話だから仕方ないのか…。
世界観とキャラ含めてビジュアル的なイメージが全て原作と食い違ってるわ、東北新幹線じゃないわ京都が終点の新幹線が存在するわで最初は混乱気味でしたが、話がノッてきたらあまり気にならなくなりました。
原作だと、王子は自分が子どもであることを振りかざすようなこましゃくれた子どもだった覚えがあるのですが、結構マシになってましたね。穏やかな心地で見られた。
いつも被害者ヅラしてる天道虫さんは普通に強いし、ばんばん人を殺す極悪人なんだよなあ…。小説のトリプルセブンでも思ったけど。
一番やばいのは、一般人がこの事態でもあまり動じてなかったことかもしれない。あの世界の日本人はすごい。畳む

伊坂幸太郎の世界観をちゃんと映画化しているなあと思ったのは「フィッシュストーリー」「アヒルと鴨のコインロッカー」とかあのへんですが、こういうレベルの別物もこれはこれで味わい深いです。