進捗雑記

#ブクログ感想
別冊ダ・ヴィンチ 令和版 解体全書 小説家15名の人生と作品、好きの履歴書 (カドカワムック)
ダ・ヴィンチの本体を読んだことがないのに、別冊だけ読みました。好きな作家のインタビューがたくさん載ってたので…。私が読んだことのない作家さんの話も載ってましたが、ほとんどが本屋の平台で見たことのある有名どころばかりでした。
インタビュー当時の最新作の紹介、作家の来歴+好きな本や曲などの履歴、作家本人が思う代表作という三本立てで話が進むのが良かったです。聞き手の方もかなりそれぞれの作家の本を読み込んでいることが伝わってきました。

基本的に現代小説を書いている作家さんが多かったので、それぞれの問題意識を小説に描いていることが伝わってきました。どういう経緯で作家になって、何に対して興味を持って筆を執っているのか、の話がしっかりあるのがいいです。作家になるまで割と苦労している人が多い気がする…。
好きな作家がスランプなどでだいぶ苦しんでいたことが分かったのは、ちょっとつらかったですが…。数年前(?)の森見登美彦は、私の想像よりもはるかに心身ともにやばいことになっていたのか…。