進捗雑記

#落花
すべて嘘でもよかったのに...
pixivにも小説を更新しました。やっぱり前回より1万字くらい増えてるな…。次回はどうなるかな。
今回の表紙→20250527200933-asunarot.jpg


#あとがき
タイトルやテーマについて
「すべて嘘」はもちろんミントさんの聞き出すテキストにかけています。まあ嘘というか見栄や建前くらいはみんな使っているけど、表面上他人に見せている顔だって決して嘘ではないよね…みたいなテーマでした。
原作ゲームで、ミントが主人公一行にだけ正体を明かしたことには意味がある気がします。彼女は何故か大々的に先導者を名乗ってフレイムチャーチの人々を恐怖させたりはしないんですよね…。アルカネットはかなり慎重にミントという存在を守っていたと思います。そのおかげでミントは世間的には一切傷のない模範的な神官になっていました。だからテメノスが「ミントを英雄に仕立て上げる」というのはありえなくはない落とし所かな、と思って書きました。

原作と展開が違う点について
何もかも原作と違いすぎるのですが、まずアルカネットと村で戦わない理由は、前述の通りミントが周りに正体をバラすのを避けていた(ように感じた)ので、あんな場所で戦うのは無理があるかな…と思ったことがあります。それと、ゲームだとアルカネットから勝負を挑んできて普通にストレート負けするのがちょっとダサかったからですね…。あのせいで先導者としての底知れなさがだいぶ減じられていたと思う…。

それと、この小説では原作にある回想シーンを基本的に扱わないせいで(サブストの「オルトその後」であったクリックとの回想とか)、タンジーがひっそりいなくなってしまいました…。
平原では原作台詞を多用していたんですが、落花では「原作にある台詞は原作を見てください!」と思って書いてます。私も年月が経って考え方が変わってきました。そのせいでもはや落花は原作補完でもなくなってるような…

四話目後半、審問中のアルカネットが驚いたあたり〜五話目冒頭回想の話
テメノスは「知ってたからセーフ、別に傷ついてない」って言ってるんですが、全然セーフじゃないんですよね。本人がそう言い張ってるだけです。
思えば平原とかFFCCのぼっちとかでは、「寂しさとか悲しさとかよくわからないので、精神ダメージ半減しました」みたいな感じでサイラスあたりがしんどい展開に耐えてたんですが、落花ではもろにダメージを食らってます。テメノスって他人の知らないところで精神的な危機を乗り越えてそうだな、と思って狩人三章後の展開を書いてました。

暗い展開をごまかさずにそのまま書くこと
平原では暗めの展開があった時は、だいたいハンイットの存在に頼りきりで、熱さとか決意とか燃える展開で暗さをごまかしていました。でも落花ではもはやそういう感じではなく、ストレートに暗い雰囲気になりますね。だって原作がそうだから…。
でもFFCCで書いていた時よりは暗い展開の処理がうまくなったんじゃないかな、と自画自賛しています。自分でも読み返すのがしんどいレベルにはならなかった。
しかしすっきりしない展開ばっかりなので、なんとか次回は希望のあるラストにたどり着きたいですね…!畳む



次回予告
ついにはじまったラスボス戦のさなか、前半戦PTである薬師神官剣士商人は敵の暗黒にとらわれてしまう。
意識が回復すると、テメノスは見覚えのない古い街にいた。ヒカリ、パルテティオと合流し、そこがソローネの旅の終着点となったロストシードだと判明する。何故そんな場所にいるのかはわからないが、とにかくキャスティを探し回る三人。
やっとのことでテメノスが見つけたキャスティは、見知らぬ銀髪の男と対峙していた――
みたいな感じの導入の予定です。変わる可能性も高いですが!
今後の作業予定も近々組み直しておこう…


#拍手返信
早速拍手いただきありがとうございました!拍手ページについてはまめに確認しているのですが、ボタンを押していただく度に嬉しく思っています。連打上限数をいくつに設定したのか自分でも忘れたけど、少し前にたくさん押してくださった方もありがとうございました。
続きも時間がかかりそうですががんばりますー!