進捗雑記

#平原
てがろぐの機能を試すついでに今書いてる話の冒頭を載せてみます(推敲途中です)
 普段より足音が荒いのは、抑えきれない苛立ちのせいだ。
 テリオンは舌打ちしながらそっと外套に手を入れ、背中を触る。そこに、いつもは存在しないはずの荷物――一冊の本があった。
(まったく、余計なものを押し付けてくれたな)
 分厚く重い本は、ノーブルコートのオルリックの屋敷で学者から受け取ったものだ。レイヴァース家に行くならついでに渡してくれ、と託された。あの時の学者のあっけらかんとした顔を思い浮かべると、腹の底がむかむかする。だが今のテリオンの立場上、依頼を断ることはできなかった。

この前最新時系列のデレデレ状態テリオン(語弊あり)を書いた後に二章のツンツン状態を書いてるので、この描写でいいのか分かりません…