進捗雑記

#ブクログ感想
命の水 チェコの民話集
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この前のイベントで教えていただいた絵本?を図書館で借りてきました。ヤングアダルトの棚にあったから対象年齢は少し高めなのかな。漢字もいっぱい使ってあったし文章も長いし。
いやーさすがにチェコ(ボヘミア)の世界観は独特ですね。世界創造の話(日本で言う古事記の天地開闢の話)も、なかなか読んだことがない雰囲気でした。海からすべてがはじまるのは日本と同じかもしれないけど、キリスト教的世界観とも違いました。

「この世に死神がいてよかった」という話が一番印象的でしたね。そもそもタイトルがめっちゃいいです。死神がいない=死のない世界は大変なことになるという話で、人々に倫理観を伝えるための教訓話なんですが、全然説教臭くないのがいいです。説教臭いと子供は読まないでしょうしね。
あとは「三人の王子がいて、王様から何か試練を言い渡されて、冒険をして危険をくぐり抜けて、心根が正直な末っ子が最後に財宝やお姫様をゲットする」みたいな話はやっぱりどこの国にもあるんですね。昔、そういう感じのあちこちの民話が入った本が大好きだったことを思い出しました。
挿絵は全部テンペラ画の技法で描かれたとあってびっくりしました。心に残るいい本を教えていただいて幸せです。

夏休み(私はずらしてとるので休みじゃないですが)開幕ということで、図書館で三冊本を借り、本屋でも三冊買ってきました。これでしばらく読むものには困らないぞ。比較的時間に余裕があるから映画みたりいろいろしたいなあ。