進捗雑記

#ブクログ感想
「酒亭DARKNESS」恩田陸
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この前も喫茶店怪談の本が出たばかりでは…!?と思ったけど、こちらは無名の人物(性別すらほぼ不明)の一人称視点でどの話も短め、という点で差別化されていました。舞台も酒場だけでないので結構バリエーションがあります。 ※喫茶店怪談は>>1414

長崎にある一日にほんの数組しか案内していない隠れ家的な店で、お茶とお菓子のフルコースが振る舞われる…というのは作者さんの創作だそうだけど、とても夢があって良い。行ってみたい。
ホラーというくくりだけど人死もびっくり要素もないから相変わらず読みやすいです。そういうファンタジーですと言われたら納得できるくらいのホラー要素でした。

特に豪華寝台列車ななつ星を舞台にした「ムーン・リヴァー」という話が良かったけど、この話のジャンルはミステリですね…
Seven Stories 星が流れた夜の車窓から...
この本に収録されていて、四年くらい前に読んでいたのですがすっかり内容を忘れてました。新鮮に楽しめた。