進捗雑記

永久のユウグレ最終回
主人公何もしてねえ!!ラスボス戦において行動も選択もしてねえ!!本物アキラの方がはるかに体張ってる!ユウグレの方が他者からの愛憎が集中してる!
「主人公がいまいち」というどうしようもない事実によってストーリー全体が瓦解してますね…。ユウグレが主人公に魅力を感じていることの説得力がない。せめてラスボス戦くらいはちゃんと活躍してくれよ!寝てただけはダメでしょ…!

あと、単純に尺がなかったんでしょうね。その煽りを食ってアモルが爆速で闇堕ちしてた。
ロードムービー的に旅をしながらいろんな人に出会って行くストーリーなら、けもフレ1の方が遥かに尺の使い方がうまかったです。全体のキャラ数ならほぼ同じくらいだろうに…
エルシーという制度が存在する世界で生きる人々を前半9話くらい?かけて描いてたわけですが、途中の3-4話くらい削って良かったんじゃないですかね。別に最終決戦に助けに来るわけでもないサブキャラなんて少々削ったところで何も問題ないでしょ。けもフレはその点もうまかった。

今年のアニメではジークアクスも尺なかった感はありましたが、あっちは視聴者のガンダム知識に頼りつつ「なんかいい感じの曲を流しながらアクションする」ことで常に爆速で話を進めていて、「メインキャラ削ってもう少しコンパクトにまとめたらいいのでは」という印象でした。

こっちのアニメは…サブキャラ削って本題に入るのをもう少し早くしたら良かったんじゃないかな。無駄な話が多かった気がする。
結局この話はSF設定をベースに、従来の三角関係に一石を投じることをやりたかったんでしょうね。シンギュラリティものでもなかった。アンドロイドが実質人間と変わらないから種族差みたいな要素は最終的に無くなったな…

あと前話、アモルに血を注入する必要なかったのでは?遺伝ですでにハックできる状態になってたのでは…?

最後まで結婚という形に拘り続けてたのもなあ。結婚って言わないで「三人で作る新しい関係にこれから名前をつけていこう」くらいの言い回しの方が好みでした。畳む


「こんなラスボス戦の展開だったら視聴者(私)も主人公のことを曲がりなりにも認められたかな?」と思える展開を考えてみました。ちなみに私は話の設定を6割くらいしか理解してないです。

黒幕男、ハクボを殺す(ハクボが勝ったら緊張感もなにもないため)。一方ヨイヤミたちに勝ったユウグレは主人公を復活させるために自らを犠牲にしてしまい、目覚めて絶望する主人公。
そこにハクボの生首とかを持った黒幕がやってくる。絶体絶命の主人公を前に、黒幕は自分が今までやってきたあくどいことをべらべら喋り、最終的に主人公が出す結論と真逆の思想をぶちまける(結婚とかエルシーとかトワサ関係)。
さらに「このまま自分が世界の支配者になって人間をハックして世の中をめちゃくちゃにしてやる」とか言い出しても良い。※今のままだと主人公周辺の狭いコミュニティで戦ってるだけで、ここで主人公が勝っても負けても今まで出てきたサブキャラたちの生活は特に変わらないから
主人公は黒幕の思想に対して力強く反論し、自分の選択を宣言し、話のテーマを明らかにする。黒幕は鼻で笑って攻撃を仕掛けるが、主人公は機転を利かせ、ユウグレの残した武器とかを使って愛のパワーで黒幕を撃破する。
最終的にアモルとユウグレどちらも助ける選択をし、本物アキラに力を分けてもらいながら、さらに自らも犠牲を払いながら目的を完遂する(アモルに対しては生存を諦めてたのにユウグレは諦めなかったのは、結局二人に順位をつけてることになるので問題では?それとアンドロイド復活の代償が犠牲者の記憶なのも問題では、主人公が身を切って助けるべき)
お風呂に入りながら考えたベタベタすぎるラスボス戦ですが、これなら少なくとも「アキラが主人公である必要あったの…?」とはならないのでは…
最低限ヨイヤミ戦でピンチのユウグレを、瀕死のアキラが助かるシーンくらいあっても良かったのでは…?畳む


めちゃくちゃたくさん書いてしまいましたが、それでも最終回まで追わせるだけのものはありました。本当にどうでも良かったら視聴をやめてるので…。キャラデザは好きだし色彩は最後までとても綺麗でした。

何らかの作品にいちゃもんをつけるにしても最後まで見てからにしようと思うのですが、それが反転していちゃもんをつけるために見るような事態が発生しないよう、気をつけたいですね…。精神衛生上よくないですし。