#ブクログ感想 10月はたそがれの国【新訳版】 (創元SF文庫) レイ・ブラッドベリ確か恩田陸のエッセイでタイトルだけ知っていて、気になったので買って読んでみました。やたらと「何かに取り憑かれた人」が出てくる話が約20編収録されていました。「群衆」(事故の現場にいつも同じ野次馬がいると主人公が気づく話)とか、恩田陸の話で読んだことありそうな感じで面白かったです。羽が生えていたり不思議な力を使える一族が出てくるシリーズものは、そのまんま常野物語みたいだし…。特に恩田陸の初期作品と近い雰囲気を感じました。ほぼほぼバッドエンドの話ばかりなのですが、ラストの話に「執着から解放されてハッピーになった人」が出てきて終わるのは短編集として収まりが良かったです。全体的に幻想文学というのでしょうか、ホラーのような雰囲気がありつつも、多分ホラーとして書かれていないので、前読んだ本と違ってラストを予想できるようなことはなく、結構とんでもない終わり方をする話も多かったです。前読んだ本は>>1196 読書 2025/04/10(Thu)
10月はたそがれの国【新訳版】 (創元SF文庫) レイ・ブラッドベリ
確か恩田陸のエッセイでタイトルだけ知っていて、気になったので買って読んでみました。やたらと「何かに取り憑かれた人」が出てくる話が約20編収録されていました。
「群衆」(事故の現場にいつも同じ野次馬がいると主人公が気づく話)とか、恩田陸の話で読んだことありそうな感じで面白かったです。羽が生えていたり不思議な力を使える一族が出てくるシリーズものは、そのまんま常野物語みたいだし…。特に恩田陸の初期作品と近い雰囲気を感じました。
ほぼほぼバッドエンドの話ばかりなのですが、ラストの話に「執着から解放されてハッピーになった人」が出てきて終わるのは短編集として収まりが良かったです。
全体的に幻想文学というのでしょうか、ホラーのような雰囲気がありつつも、多分ホラーとして書かれていないので、前読んだ本と違ってラストを予想できるようなことはなく、結構とんでもない終わり方をする話も多かったです。前読んだ本は>>1196